12.なぜあなたはアメリカを恨んでいないのですか(大学②)

この記事は約4分で読めます。

大学時代に海外に目覚めました。きっかけは色々あるのですが、やっぱ今のうちに英語やっておいた方が良いかなーくらいです。とりあえず留学ぶっこもと調べていると、アメリカ(NY)が候補としてあがりました。こちらも一度は行っておきたいなーという理由でNYに決めました。

それからしばらくして、実現しました。

浪人時代に英語は勉強していましたが、日本人らしく大した会話はできない状態で、加えて、現地の文化や常識についても何も学ばず突入(入国)しました。

その弊害はいきなり出ました。笑

空港でのWifiが使えず、タクシー乗り場を探し、テキトーにタクシーに乗って住所を伝えて現地についたのですが、めちゃくちゃぼったくられました(相場の3倍くらい)。感覚的におかしいのはわかりましたが、抗議しようにもそのレベルの英語は喋れないし、謎にぶちぎれてるし、、まあそもそもそういうタクシーだったんでしょう。危なくないタクシーの選び方や乗車前の交渉の重要性、そもそも日本とは異なる銃社会であることを身をもって学べる非常に大きな経験だったと思っています。(もちろん今ならこんな無謀なことは絶対やりません)

留学先は民間の学校でしたが、寮が併設されており、そこに入寮しました。そこはマンハッタンから少し離れた田舎で、シカとかその辺で散歩しているようなところでした。

部屋の同居人はベネズエラの医者の卵でした。僕の拙い英語でも会話しようとしてくれる、本当に良いやつでした。その子の彼女とも仲良くなりましたし、その友達と大きい市外のマーケットへ買い物いったりして、入国当初に傷ついた心に安寧をもたらせてくれました。中国や韓国のアジア人とはやはり仲良くなりやすく、何回も一緒にタイムズスクエアいったりしました。トルコの富豪(の息子)達ともふざけた話をしてとても仲良くなりました。ブラジルの有名人になっちゃったイケメンとか、スペインとポルトガルのぶっとび美女コンビとか色んな人とと仲良くなって、非常に濃厚な期間となりました。

日本人もたくさんいました。各地域のトップ大学や医学部の人達が多く本当に刺激を受けました。数学オリンピック優勝した超絶イケメン超強ラガーマン変態ナンパ師の方が一番印象的でした。話めちゃくちゃ面白いし、当時最新の経済界の話題を色々教えてくれて、今だに人生において一番面白くて中身があって尊敬している先輩です。

学校はそれなりにしっかりしたとこという評判でしたが、やはり海外がゆえのおおらかさがありました。授業は能力別でクラスが分かれ、それなりにしっかりと学ぶことができたと思います。一番良かったのは、英語に耳が慣れたことと物怖じをしなくなったことです。別に文法なんか違ってても大体は伝わることがわかったし、ネイティブでなければあんまり違いはないなと思ったからです。(レベルが高くなれば細かな文法はとても大切ですが)

あとはやはりマンハッタンでしょうか。電車で少し揺られると中心地に着くので良く行っていました。ブロードウェイや国連本部など有名な場所を挙げだしたらキリがありません。ファッションももちろん最先端で当時流行っていたアバクロの本店とか行けて興奮した記憶があります。

中でも一番行きたかったのが、ハーレムにあるアポロシアターでした。当時ブラックミュージックにはまっていたので、辿り着けて本当に嬉しかったです。知らない歌手ばかりでしたが、その歌唱力と、トーナメントとかが本場!って感じで一生忘れることはないでしょう。日本人も何人か出演されているので、誇らしいなって思いました。

本当に色々ありましたが、最後に印象深すぎた出来事を書いて終わります。

先述した、仲良くなったトルコ人と酔っぱらって会話していた時です。日本人はなぜアメリカを恨んでいないんだ、と聞かれました。なんでそんなこときくの?と返すと、アトミックボムのことだ、と返されました。

トルコの友達から広島・長崎の名前がでたことや、事実は知っていても一度もしっかりと考えたことがなかった自分にショックを受けました。なぜと聞かれても答えられなかったです。

どれだけ平和ボケした社会で生きているのか、この時の会話で思い知らされました。それは良いことなのかもしれないが、少なくとも知らなかったり、自分なりにでも考えようとしていないことは恥ずかしいことだと感じました。

最終日前日はテキーラをペットボトルに入れて水だと言い張る中南米のバカ小僧どもと飲んで、寝坊して、ギリギリで着いた帰りの便に乗って帰国しました。日本とは何なのか・日本に居続けるとはどういうことなのか、この学びを得られただけでも心から行ってよかったと思っています。

これ以降、海外旅行にはまります。南米とかも一人で行きました。その体験記はまたどこかで書きたいと思います。

#課題解決 #技術 #行動 #価値 #資産 #投資 #希望 #大企業 #サラリーマン #本当にやりたいこと #海外 #NY #アメリカ #旅行 #留学 #英語 #原爆

コメント

タイトルとURLをコピーしました