大学院に入学しますと研究が始まりました。ここでは流体とかプログラムとはなんぞということをしっかりと学ぶことができました。
研究の歴史やその理論(カオス理論とか)は非常に面白かったです。加えて学部時代に勉強した、統計学とかフーリエとか線形代数とかn乗(高次元)の微積とか、こういうのに使うんだっていうのを実感しました。
プログラム(コード作成)では上記で学んだ理論の落とし込み方や、演算させるときの重複のないグリッドの考え方、そもそもPCがどういう仕組みで計算しているのか、他人と共同開発可能なキレイでロジカルなコードの書き方など新しい学びばかりで大変でしたが楽しかったです。
英語の論文(ホワイトペーパー)を読み、最新理論を取り込み、ひいては理論に間違いがあったのも興味深かったです。
演算自体も当時世界トップのスパコンを使って計算させたり、高コストな可視化ソフトで見える化したりとか、民間でもやっていますが、研究所とかでもない限りあまりない環境下で研究させてもらったなと思います。
ただ、そんな勉強をしていく中で、修士1年目(M1)の最初の方でインターンが始まります。今でこそ日本でも新卒入社を狙うのであればインターンシップは当たり前になってきていると思いますが、まだあの頃はそこまでメジャーなものではありませんでした。僕は研究とかバイトとか遊びに必死で、適当に考えていたのですが、研究室の同期が受けていたので、試しに受けてみました。無事合格し、会社へ入ってみました。そこで「大企業だけどこの部署は自由にやれるよ」と言われました。
結局この会社のこの部署に現在もいる訳ですが、騙されましたね。笑
まあ今は立場上しょうがなかったんだろうなと思っていますし、そもそも仕事なんだから、好きなことだけやっててお金もらえる訳ないのです。信じる方がバカだと思います。
色々な業務を見たり、寮に入って、インターンの友人と交流を持ったりと良い経験にはなったと思っています。
そしてインターンも終わり、就活が本格化します。本気で自己分析したり、SPI受けたり、研究内容やがんばったことを書いては直してを繰り返したり。
ショックだったのは、受けた会社の半分くらいが面接で落ちたことです。今要因を考えてみると、相手が欲しい回答をうまくアピールを混ぜながら、正確に答える能力が低かったからだと思っています。(今も得意ではありませんが)
まあでも内定もいくつかいただき、希望していた会社へ入社することができました。その後は一番最初にあげた記事に続く訳ですが。
M2となった僕は、最後の学生生活の年を迎えます。
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