15.ウユニ塩湖と学生の終わり(大学院②)

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修士2年、就活を経験したことにより、毎日仕事漬けとなる生活が恐ろしくなり、ふらふらしてる学生生活を尊く感じだしました。笑

学生でしかできないこと、、、やはり海外旅行かなと。しかも社会人ではいけないとこ、南米かアフリカで迷い、結局南米に行きました。

ご存じの方も多いと思いますが、ボリビアという国のウユニ塩湖というベタなところに行きました。そこは、広大な平地に塩が広がっていて、水が浅く配置されています。そんな特徴があるからこそ、塩湖が鏡面となり空をそのまま映します。

僕は心から感動しました。人生において、間違いなく一番の感動する風景でした。

ランクルに乗ってガタガタ道を進み、塩によって真っ白な大地を超えると塩湖が見えてきます。そこには、昼間には真っ青な空と真っ白な雲が、夕暮れには真っ赤な空と雲が、夜は真っ黒な夜空にしきつめられた星が、360度広がっています。

泣きそうになりました。

本当に来て良かったって思いました。

考えていたよりも一日多く宿泊して、5回くらい見に行ってしまいました。(宿泊できる街とそのスポットは少し距離があるのですが)

あの映像は一生忘れることはありません。

研究の方は、旅行とそのためのバイトをしながらも必死についていきました。結局大したことない修論だったと思いますし、教授からもどう思われていたからはわかりませんが、自分としてはやりきったと思っています。あの時しかできないことをやったので、後悔はしていませんが、寝ずにやっていれば、もっとやれていたと思います。(当たり前)

最後に印象的で今でも心に残っている、大学院終盤のゼミでの出来事で終わります。

中国人留学生が、ある理論の解釈を説明している時でした。いわゆる海賊版の論文をネットから引用して、それを説明しだしました。いや、海賊版はアカンでしょ。と、それに対して皆で笑っていると、先生から「確かに間違っていることをしているが、必死に何とかしようとしている人を笑ってはいけない」と言われました。

周りのメンバーがどう思ったかはわからないし、大したことでもなかったのかもしれなかったのですが、僕は恥ずかしい思いになりました。

高校まで本気でやっていた野球を思い出しました。打てないときに、周りの目や形なんか気にせず、バントを磨いたり、フォームを改造したり、必死になんとかしようとしていた自分とその人は何が違うのかと。

浪人時代に友達からの遊びの誘いを全て断り、電車で周りの目など気にせず必死に単語を勉強していた自分とその人は何が違うのかと。

いや、例えとしては全然相応しくないんだけど、大学時代でそういった何とかしてやるという姿勢を忘れていたような気がしたということです。

これがきっかけで、僕は就活の時に考えていた、自己分析ややりたいことと重なって、周りの目なんか気にせず、必死で社会のために何かをやろう・貢献しようというマインドになっていきました。

そんな感じで僕の学生生活が終わります。色々ありましたが、全力で遊んで、全力で学んで、全力で生きた若い期間でした。

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