引き続き科目Ⅱの話です。
流体は非常に奥が深いもので、実験則での理論式などがまだ多くある分野です。特に乱流状態ではわかっていないものが多いですが、このような試験に出てくる内容は確立された内容ばかりで、流量計ってどんな原理で計測しているの?とか非常にイメージしやすいものとなっています。
流体といってもその他物理法則と同じで、エネルギー保存則・運動量保存則を基本として解法を導きます。ポンプや送風機による配管圧送はこのような理論の集合体で、先人たちの築き上げてきた技術が結集されているなと感じます。流体は圧力や温度によって、気・液状態を簡単に行き来することが大きな特徴の一つで、特に閉じられた空間ではそれが顕著です。キャビテーションなどの不具合はその代表例でしょう。
先述してきた熱とこの流体の基本が、エネルギーを考える上での基盤となると思います。
熱交換というファクターもとても重要です。熱の伝わりやすい物質・伝えにくい物質などがあるのはイメージしやすいかと思いますが、同じ物質でもその状態や配置の仕方によって伝達率(熱容量)が異なります。さらに別の物質同士を組み合わせて新材料を作ったり、流れの向きを変えたり間に空気をはさんでみたりと、伝え方に工夫を入れていくのも非常に面白い部分かと思います
何度も言いますが、これらは高校や大学で学んできたものと基本は同じなのですが、実際の設備等に落とし込まれているので、より身近に感じて面白いなと思います。あの時学んだ複雑な理論式の近似式がここで使われているんだ、とかもありますね。
大学受験とか大学院試験で学んだ効率的な勉強を意識しました。過去問を基本とするのがやはりベストです。試験に合格するだけならもちろん、そうでないとしてもいつの時代も変わらないポイントや社会で頻出する計算内容が繰り返されているからです。不変な要点の中でも、時代の流れを反映させている内容が出題されることも多く直近3年くらい社会的な出来事に繋がっていることも多いなと思います。出題者ができるだけ意味のあるパズルを作ろうとしているだけだから当たり前の傾向ですよね。
あと完全に余談ですが、この頃からフリクションを使い始めるようになりました。使わない意味がわからないくらい最高の発明ですよね!
カフェの可愛い店員さんを横目に黙々と勉強をつづけること4ヵ月ほど、ついに本番当日となりました。ドキドキせずに会場へ向かい、ドキドキせずに席に座り、ドキドキせずに試験を解き始めました。自信があったのが一番大きいとは思いますが、成長したなーとか思った記憶があります。
結果としては9割くらいとって余裕で科目合格でした。
ある程度基盤がある理系サラリーマンが土日のみしっかり勉強を4ヵ月くらい続けるとそんな結果だったので、参考にしてください。(ならんか。。)6割が合格ラインだったとは思いますが、それでも結構難しい、というか覚えて慣れることの多い科目だと感じました。
資格試験2年目に続きます。
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