資格勉強2年目は、エネ管の残り科目Ⅰ,Ⅲ,Ⅳの合格に向け勉強を始めました。※科目Ⅱ「熱と流体の流れの基礎」は1年目に合格済
科目Ⅰは「エネルギー総合管理及び法規」で、エネルギー使用に関する法律・エネルギー情勢・エネルギー管理の手法の3部構成です。
法律は正直どんなものがあるのか、というかそもそも存在すら全く知りませんでした。意外にしっかりとした決まりがあるんだなという当時印象でしたが、単純に電力やガスの供給コントロールの話もあるでしょうし、よく考えるとエネルギー資源(化石燃料)が少ない日本では、当前の結果なのでしょう。
管理手法の熱分野に関しては科目Ⅱでほとんど網羅できたので、ほぼ時間は書けなかったです。エネ管は電気分野でも受験が可能で、この科目Ⅰの内容は共通です。なので、電気分野の出題範囲が結構ネックでした。高校大学の理論を実際の設備や機器と照らし合わせながら勉強しましたが、後に電験も受けるし6割で合格なので、ここは軽く過去問を実施した程度でした。
科目Ⅲは「燃料と燃焼」です。ここが一番面白いところと思いました。
普段、都市ガスとかプロパンガスとかガソリンとか灯油とか言っていますが、どのような成分がどのような割合で構成されているか全く知りませんでした。ここの勉強で燃料についてすごく詳しくなれたと思います。
そして、一番面白かったのが燃焼です。燃焼工学は大学院時代に別の研究室の発表など聞いたことはありましたが、ほぼ無知な状態でしたので、様々なバーナーが日常から使われていることをここで知りました。計算自体は空気比とか効率の計算さえ覚えてしまえば、全く難しくない科目です(理解するまではまあまあ時間かかりますけど)。エンジンの構造や原理などは知っていましたが、こういった燃焼理論が重要な元になっているのだと改めて感じました。
そして燃焼に必ずつきものなのが、排気ガスの話です。NOx、SOxなどをどのように低減しているのか、定番のものだけでなく幅広く知ることができて良かったです。
科目Ⅳは「熱利用設備及びその管理」です。
ここも非常に面白かったです。色んな計器類・設備類についてエネルギー視点で広く学ぶことができました。
一番身近なのが、空調設備です。どのような原理でどのように快適な空気が排出されるのか、皆さんご存じでしょうか。フロンを使った冷凍サイクルで、ここは非常にイメージしやすく面白く感じました。
そしてこれら設備は全て科目Ⅱで学んだ熱サイクルを元に成り立っているのだと気づきます。これってすごいことだと思います。何か世の中のこと大体わかったような気になります。笑
まあゆっくりと勉強を続け、本番当日を迎え試験が終了しました。
結果は科目Ⅰ6.5割(ギリギリ笑)、科目Ⅲ9割、科目Ⅳ8割くらいで合格することができ、無事にエネルギー管理士免状を取得することができました。
1年間、遊び(海外旅行も2度ほど)ながらではありますが、それなりに勉強しましたので、終わって開放された気持ちになりました。結構頑張ったなと満足感が得られ自信もつくので、トライしてみるのも良いのではないでしょうか。個人としては色々な学びになるし、自宅の省エネ(電気代低減とか)にもつながるのでオススメしておきます。
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