8.武器【高校②】

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高校ももちろん野球部に入りました。中学のクラブチームに負けず劣らずで、いわゆるプロ注(プロ注目選手)が何人もいるようなチームでした。

甲子園のことのみ考えて、ほぼ休みなく(テスト期間と年末以外)朝早くから夜遅くまで野球ばかりでした。

入部当時は、今までで最も厳格なルールがあり、それを守るのに必死でした。特に挨拶には厳しいものがありましたね。

練習は内容の質もさることながら、量が尋常ではありませんでした。実践を意識した基本をとにかく繰り返します。

例えば打撃でいうと、マシンや人ブースを何個も作り、実際に向かってくる玉を打ちまくる、とか。野球は打撃練習をするとなると、場所や設備や人の数に限りがあるので、どうしても素振りやティーバッティングなどが多くなってしまうのですが、この形式は一番成長するものだと感じました。自分のバッティングに限ってもこれで相当向上したのを実感しました。

できる限り実践に近づけた練習を可能な限り繰り返す、というのが究極なんだろうと何となく感じました。

他にはアウターだけでなくインナーマッスル、体幹を意識したトレーニングが非常に印象的でした。人体の骨格まで考え抜かれた最新の方法を取り入れていました。確かにバランス感覚が上がり、パフォーマンスが向上するとともにケガに無縁な身体になっていたと思います。(高校時代だけ身体柔らかかった)

先輩にも同期にも、ひいては後輩でさえも非常に能力の高い人ばかりの中でレギュラーを取ることで必死でした。

先述しましたが、中学の最後の方に左打者へ切り替えたことで、高校レベルで通用しない状態でした。実際に打撃が振るわない中でとにかく打ち込んでいたところ、監督から「バントを練習せよ」と言われ、特練が組まれました。今考えると足の速い左打者なら当たり前の戦略ですが、セーフティーバントで出塁するというところから戦力になれというメッセージでした。

僕は練習をそこに特化させ、1週間ほど経ったあたりでしょうか。コツを掴んだ感覚がありました。実戦で何回も連続で成功させることで、先輩の代での試合でも出場回数が激増しました。元々1軍に帯同していましたが、その武器が出来ただけでその状況だったので、自分なりの武器を作ることの重要性を身をもって学んだ出来事でした。

その後、打撃が急激に良くなるのですが、その時の感覚がこれまでで一番の学びとなったので、それは次回に記述することとします。

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